肌のたるみの原因と対策
肌トラブルのひとつとして多くの人を悩ませているもの。
それは肌のたるみです。
鏡をみるたびに肌のたるみが気になって仕方が無いという方も大勢いらっしゃいます。
肌のたるみは年齢などによって、自然と発生するものですがサプリメントを有効活用したり、表情筋のエクササイズを行うことによって対策・改善を行なうことができます。
いつまでも若々しい肌を保つためにも、毎日のスキンケアを入念に行うように心がけたいですね。
皮膚は、外側から順番に、表皮層、真皮層、皮下組織層の3層構造になっています。
これらの下に脂肪組織や筋肉があります。
若いうちの肌というのは瑞々しさがあってハリや弾力が十分にあります。
これは、肌の細胞分裂が盛んに行われているため、つまり肌のターンオーバーが盛んに行われていることによって、肌の柔軟性や弾力性が十分に保たれているからです。
しかし、20代の後半あたりから肌のターンオーバーは衰え始めて肌の柔軟性や弾力性が低下していきます。
この肌のハリを生み出しているのは真皮層にあるコラーゲンによるもの。
コラーゲンは繊維状の組織で、たんぱく質から構成されています。
コラーゲンが規則正しく配列されることによって、肌のクッションのような役目を担っているので真皮層にはハリがあるのですがコラーゲンの生成量が少なくなったり、細くなることによって真皮を支えることができなくなって肌のハリが失われてしまいます。
では、このコラーゲンが壊れてしまう原因にはどのようなものがあるかと言えば、一番は紫外線が問題となっています。
紫外線が肌に当たるとシミやシワの原因になることは有名ですが、実はたるみにも深い関係があります。
紫外線が肌の表皮層を通りぬけると真皮層にあるコラーゲンを破壊していきます。
紫外線によって破壊されたコラーゲンはせっかく規則正しく並んでいたにも関わらず乱されて、繊維状のコラーゲンがバラバラになってしまいます。
そのため、コラーゲンによるバネ効果が無くなるので肌のハリが損なわれてたるみが生じるようになるというわけです。
肌のたるみの改善方法
肌のたるみは毎日の生活の中で十分に改善することができます。
ここでは手軽に出来る肌のたるみ対策を紹介していきます。
紫外線対策でたるみ改善
肌のたるみを防止するには、紫外線対策が必要不可欠となります。
毎日UVケアを行う、外出するときには帽子や日傘を使うなどの対策を行うようにしましょう。
雨の日や曇りの日は直射日光が弱くなるので、それに伴って紫外線の量が低下すると考える人がいますが、これは間違いです。
紫外線は雲を突き抜けてくるため、天気の善し悪しはあまり関係ありません。
雨の日、曇りの日でもしっかりとUVケアを行うようにしましょう。
栄養補給でたるみ改善
美容サプリメントや美容ドリンクなどでコラーゲンが含まれている商品があります。
しかし、残念ながらコラーゲンは口から摂取してもそのまま肌に活用されることはありません。
サプリメントなどでコラーゲンを摂取しても、良質なアミノ酸として消化・吸収されてしまいます。
だからといって、コラーゲン入りのサプリメントがムダかと言えばそんなことはありません。
コラーゲンを生成するためには、アミノ酸とビタミンCが必要です。
サプリメントで摂取したコラーゲンはアミノ酸として活用されますし、美容グッズにはビタミンCが配合されている場合が多いので効果的に体内でコラーゲンを生成することができるようになります。
直接的にコラーゲン補給を行うことはできませんが、間違いなく効果はありますので、継続することが大切です。
表情筋のエクササイズ
顔のたるみの原因のひとつに表情筋の衰えがあります。
普段から表情の変化に乏しい人や、加齢などで筋肉量が低下している人は意識的に表情筋のエクササイズを行うようにしましょう。
簡単で続けやすいオススメのエクササイズ方法は、口を大きく開けて「あえいうえおあお」と声に出すことです。
たったそれだけで表情筋を十分に動かすことができるのでエクササイズ効果を得ることができます。
表情筋を鍛えると、たるみ対策として効果的なだけでなく顔の血行促進効果も期待することができます。
血行が促進されると、肌の細胞に栄養や酸素が十分に行き届くようになるため肌のターンオーバーを高めることができます。